イエローハットの車検費用は、店舗・車種・車の状態で変わります。全国共通で公表されているのは法定費用の目安までで、車検基本料は各店舗の価格表に書かれています。「いくらか」を知りたいときは、利用する店舗のページを開くのが一番早い方法です。
この記事では、費用の内訳、割引を取り逃さない予約のタイミング、予約から返却までの流れ、当日の必要書類、依頼前に確認したい点を整理します。掲載した金額はすべて2026年9月2日時点でイエローハット公式および公的機関の資料で確認したものです。
車検 イエローハットの結論|法定費用は全国共通、基本料は店舗ごと
イエローハットは全国680店舗以上で車検を扱い、WEB・電話から見積もり予約ができます。代車の貸し出しに対応する店舗も多く、車を預ける段取りを組みやすい依頼先です。
ただし、公式サイトが全国共通で示しているのは法定費用の目安表だけ。車検基本料と法定点検料は「各店舗の車検費用(価格表)をご確認ください」と案内されています。同じイエローハットでも店舗によって基本料も割引特典も違うため、他店の総額や去年の総額をそのまま当てはめると、あとで数字が合わなくなります。
イエローハット車検の費用|3つに分けると総額の作られ方が分かる

車検代は3つの塊に分かれます。誰に払うか、誰が決めるかが違うので、この単位で見ると見積書がぐっと読みやすくなります。
| 区分 | 中身 | 誰が決めるか |
|---|---|---|
| 法定費用 | 自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代) | 国・保険制度。車両区分と申請方法で決まる |
| 車検基本料 | 基本整備料金、法定点検料 | 各店舗。割引特典も店舗ごと |
| 追加整備 | 交換部品代、追加作業の工賃 | 車の状態。点検してから確定 |
法定費用は車両区分で決まる
イエローハット公式が掲載している法定費用の目安は次のとおりです(非課税)。
| 車両区分 | 重量税 | 自賠責保険料 | 印紙代 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 6,600円 | 17,540円 | 2,100円 | 26,240円 |
| 小型乗用(〜1.0t) | 16,400円 | 17,650円 | 2,100円 | 36,150円 |
| 中型乗用(〜1.5t) | 24,600円 | 17,650円 | 2,100円 | 44,350円 |
| 大型乗用(〜2.0t) | 32,800円 | 17,650円 | 2,100円 | 52,550円 |
この表には条件が付いています。初年度登録から13年以上経過した車は重量税額が上がり、エコカー減税の対象車は下がります。沖縄と離島も別扱いです。費用区分の考え方をもう少し詳しく知りたい方は車検費用の相場と内訳もあわせてどうぞ。
車検基本料は店舗の価格表でしか分からない
店舗ページには車検価格シミュレーションが用意されていて、車両重量の区分と割引特典を選ぶと、基本整備料金・法定点検料・法定費用・割引額まで明細の形で出てきます。軽自動車から乗用車2.5tクラス、貨物車まで区分が分かれているので、自分の車の区分さえ分かれば概算はその場で出せます。
車両重量は車検証に書いてあります。よく似た名前のグレードでも、駆動方式や装備の差で重量区分がひとつ上がることがある。ここを間違えると法定費用が数千円ずれるので、カタログではなく手元の車検証で確認してください。
同じ「法定費用」でも金額が動く2026年の事情
法定費用は固定額ではありません。2026年は2つの変動要因があります。
ひとつは検査手数料(印紙代)です。自動車技術総合機構の資料では、令和8年(2026年)4月1日から継続検査の手数料が改定されました。普通・小型・軽のいずれも、OSS申請なら1,850円、指定工場が保安基準適合証を提出する窓口申請なら2,100円、持込検査なら2,500〜2,600円と、申請方法によって額が違います。イエローハットが掲載している2,100円は、保安基準適合証を提出する窓口申請の額と一致します。
もうひとつは自賠責保険料です。損害保険料率算出機構によると、現在の基準料率が適用されるのは2026年10月31日までに保険期間が始まる契約まで。2026年11月1日以降に始まる契約には新しい料率が適用されます。11月以降に車検を受ける方は、掲載されている自賠責の金額が更新されているかを見積書で確かめてください。
割引特典は早期予約が中心|2ヶ月前ルールとの関係に注意
イエローハットの割引は、予約の早さで金額が決まる形が中心です。ある店舗では、満了日の6ヶ月以上前の予約で5,000円引き、3ヶ月以上前で3,000円引き、2ヶ月以上前で2,000円引きという設定でした。これに加えて、同じ車で続けて依頼した場合のリピート割引、初回車検の割引、指定月の割引などが用意されています。
割引の種類・金額・条件は店舗ごとに違います。上の数字はあくまで一例なので、自分が使う店舗の価格表で確認してください。
この2ヶ月前ルールは、それまでの1ヶ月前から拡大されたものです。前倒しで受けても残っている有効期間は失われないので、早めに動くデメリットはありません。現場の感覚では、満了日の2〜3ヶ月前に見積もりを取り、整備の内容と金額を決めてから入庫日を押さえるのがいちばん無理のない進め方です。逆に満了日ぎりぎりまで放置すると予約が埋まって詰みます。切れてしまったあとの手続きは車検満了日を過ぎたらどうなるかにまとめました。
予約から車検完了までの流れ
公式が案内している流れは5段階です。見積もりと車検で来店が2回に分かれるのが基本形になります。
「最短60分」は、事前見積もりが済んでいて追加整備がなく、店舗の枠が空いている条件がそろったときの数字です。部品の取り寄せが挟まると当日返却は難しくなります。仕事の予定を組む前に、返却の見込みと代車の可否を予約の段階で聞いておくと安全です。
車検当日の必要書類と持ち物|納税証明書の扱いが変わっている
イエローハット公式が案内している持ち物は4点です。
- 自動車検査証(車検証):有効期限のほか車台番号や初度登録年月が記載された書類
- 自動車損害賠償責任保険証明書:自賠責保険に加入していることを示す書類
- 車検に出す方の身分証明書:運転免許証、パスポート、健康保険証など、顔写真付きか氏名・住所が確認できるもの1種
- 納税証明書:自動車税の納税後に発行される書類(キャッシュレス決済の場合を除く、と案内あり)
4点目の納税証明書は、制度側の扱いが変わっています。軽自動車税納付確認システム(軽JNKS)が令和5年1月から動いており、三輪・四輪の軽自動車は継続検査での納税証明書の提示が原則不要です。令和7年4月からは250ccを超える二輪の小型自動車も対象に加わりました。
- 納付した直後(おおむね10日程度はシステムに反映されない)
- 中古車を買った直後
- 他の市区町村から引っ越した直後
- その車に過去の未納がある場合
つまり「原則不要だが、確認が取れない状況なら紙が要る」という整理です。コンビニやアプリで納めたばかりの方、春に引っ越した方は、念のため納税証明書を持って行くほうが手戻りがありません。書類ごとの細かい注意点は車検で用意するもの一覧で確認できます。
ホイールにロックナットを付けている車は、専用アダプターも忘れずに。これが無いとホイールを外せず、下回りやブレーキの点検が止まります。
イエローハット車検で確認できる特徴
他社との優劣ではなく、公式サイトで確認できる内容を並べます。
- 全国680店舗以上で対応
- 100項目以上を点検
- 整備箇所は6ヶ月または1万kmの整備保証
- 車検後は6ヶ月ごとの無料点検
- 代車の貸し出しに対応
- WEBからの見積もり予約、店頭なら当日その場で見積もり
- 車検基本料と法定点検料の金額
- 割引特典の種類・金額・条件
- 輸入車の受け入れ可否と加算額
- 土日祝の受付や当日車検の可否
- 代車の有無と貸出条件
長期2年の安心保証と法定12ヶ月点検は有償のオプションです。無料で付いてくるものと、追加費用がかかるものを見積もりの段階で分けて聞いておくと、あとで金額に驚きません。
依頼する前に確認したい注意点
「イエローハットの車検は高い」「安い」という評価は、そのまま受け取れません。基本料も割引も店舗差があり、追加整備の量は車の状態で決まるからです。同じ店に同じ日に出しても、10年落ちと3年落ちでは総額がまるで違います。
見積もりでもめる原因は、たいてい車検を通すために必要な整備と、予防のための整備が混ざったまま説明されることにあります。整備士の側から言えば、この2つは性質がまったく別物です。前者は今やらないと検査に通りません。後者は今やらなくても通るけれど、次の車検までもたない可能性があるという話です。
- 法定費用・車検基本料・追加整備が分かれて書かれているか
- 追加整備のうち、今回必須のものと予防整備がどれか
- 部品名・数量・工賃が明記されているか
- 割引特典の適用条件を満たしているか
- 代車、支払方法、追加作業が出たときの連絡方法、返却予定
他社と比べるなら、整備の範囲をそろえてから金額を並べてください。片方が予防整備込み、片方が最低限では、安いほうを選んだつもりで次の年に払うことになります。同じ手順で確認できる依頼先としてオートバックスの車検費用と流れも参考にどうぞ。
車検 イエローハットのよくある質問
まとめ|総額は店舗の価格表と現車見積もりで確定する
イエローハットの車検費用は、法定費用・車検基本料・追加整備の3つに分けて見ると読み解けます。法定費用は公式が車両区分ごとの目安を公開していますが、印紙代は2026年4月に改定され、自賠責は2026年11月1日以降に始まる契約から料率が変わります。金額を見るときは、その表がいつ時点のものかを一緒に確認してください。
動き方はシンプルです。満了日の2〜3ヶ月前に店舗の価格表を開いて概算を出し、早期予約の条件を満たす形で見積もりを取る。見積書では必須整備と予防整備を分けて説明してもらう。当日は車検証、自賠責保険証明書、身分証明書、必要なら納税証明書を持参する。この順番で進めれば、金額でも日程でも慌てずに済みます。




