エンジンオイルが少ない原因とその対策!DIYで簡単にできる方法を紹介

エンジンオイルが少ないと、エンジンのパフォーマンスや寿命に悪影響を及ぼす可能性があります。この記事では、エンジンオイルが少ない原因とその対策について詳しく説明します。また、初心者でも簡単にできるDIYの方法も紹介します。エンジンオイルの適切な量を確認し、必要に応じて補充する方法を理解して、安全で快適なドライブを楽しみましょう。

エンジンオイルが少ない場合の対処方法

まず、エンジンオイルの役割とその重要性について理解しておくことが大切です。エンジンオイルはエンジン内部の摩擦を減少させ、エンジンのパフォーマンスを保つために重要な役割を果たします。エンジンオイルが少ないと、エンジン内部の部品が過熱し、損傷する可能性があります。

エンジンオイルの不足がエンジンに与える影響

  • エンジン内部の摩耗:潤滑が不足すると、エンジン内部の金属部品が直接接触し、摩耗が進みます。
  • オーバーヒートのリスク:オイルの冷却効果が低下するため、エンジンが過熱しやすくなります。
  • 燃費の低下:エンジンがスムーズに動作しなくなるため、燃費が悪化します。
  • エンジンの損傷:最悪の場合、エンジンが故障し、高額な修理費が発生する可能性があります。

関連記事:エンジンオイルが空の状態で走行すると?高額修理のリスクも!

エンジンオイルの適切な量の確認方法

エンジンオイルの量を確認する方法は非常に簡単です。以下の手順を参考にしてください。

エンジンオイル量の確認手順

  1. 車を平坦な場所に停車させ、エンジンを停止します。
  2. エンジンが冷えるのを待ちます。
  3. ボンネットを開け、オイルゲージを見つけます。
  4. オイルゲージを引き抜き、布で拭き取ります。
  5. 再度オイルゲージを差し込み、引き抜いてオイルの量を確認します。

オイルゲージの読み取り方

オイルゲージには通常、「LOW」(低)と「FULL」(満)という2つの目盛りがあります。オイルのレベルが「LOW」と「FULL」の間にあれば正常ですが、「LOW」に近い場合は補充が必要です。

エンジンオイル不足の兆候

エンジンオイルが少ないことを示す兆候をいくつか紹介します。

エンジンオイル警告灯の意味

ダッシュボードにエンジンオイルの警告灯が点灯した場合、すぐにオイルの量を確認してください。この警告灯はオイル圧が低下していることを示しています。

エンジンからの異音や振動

エンジンオイルが少ないと、エンジン内部の摩擦が増加し、異音や振動が発生することがあります。このような兆候が見られた場合も、オイルの量を確認することが重要です。

エンジンオイルが少ない場合の影響

エンジンオイルが少ない場合の具体的な影響について説明します。

エンジンのオーバーヒート

エンジンオイルはエンジンを冷却する役割も果たしています。オイルが少ないと、冷却効果が低下し、エンジンが過熱しやすくなります。これはエンジンの損傷や故障の原因となります。

エンジン内部の摩耗と損傷

エンジンオイルの主な役割は、エンジン内部の部品を潤滑することです。オイルが少ないと潤滑効果が低下し、部品が摩耗しやすくなります。最終的にはエンジンの寿命を縮める結果となります。

エンジンオイルの補充方法

エンジンオイルが少ない場合は、適切に補充することが必要です。以下に補充方法を説明します。

必要な道具と準備

エンジンオイルの補充には以下の道具が必要です。

  • 適切な種類のエンジンオイル
  • オイルジョッキまたはじょうご
  • 清潔な布やペーパータオル
  • 使い捨て手袋(汚れ防止用)

エンジンオイルの種類と選び方

車の取扱説明書に記載されている推奨オイルを使用することが重要です。一般的な種類としては、5W-30や10W-40などがあります。季節や使用環境に応じて選ぶことが推奨されます。

関連記事:【現役整備士解説】エンジンオイルの選び方・交換時期の解説 

正しい補充手順

  1. エンジンが冷えていることを確認します。
  2. ボンネットを開け、オイルキャップを見つけます。
  3. オイルキャップを取り外し、じょうごを使ってオイルを注ぎます。
  4. オイルを少しずつ注ぎ、オイルゲージで量を確認しながら適量に調整します。
  5. オイルキャップを締め直し、ボンネットを閉じます。

定期的なエンジンオイルチェックの重要性

定期的にエンジンオイルをチェックすることは、エンジンの健康を保つために非常に重要です。

メンテナンススケジュールの設定

エンジンオイルのチェックや交換は、車の取扱説明書に記載されているスケジュールに従うことが基本です。一般的には、5,000km~10,000kmごとにオイル交換が推奨されています。

エンジンオイル交換のタイミングと理由

エンジンオイルは使用することで徐々に劣化します。定期的に交換することで、エンジンのパフォーマンスを維持し、故障のリスクを減少させることができます。

DIYでのエンジンオイル交換手順

エンジンオイルの交換を自分で行う場合、以下の手順を参考にしてください。

エンジンオイル交換の準備と手順

  1. 車を平坦な場所に停車させ、エンジンを停止します。
  2. ジャッキを使って車を持ち上げ、ジャックスタンドで安全に固定します。
  3. ドレンプラグを見つけ、オイルパンの下にオイル排出用の容器を置きます。
  4. ドレンプラグを外して古いオイルを排出します。
  5. ドレンプラグを締め直し、新しいオイルフィルターを取り付けます。
  6. 新しいエンジンオイルを注ぎ、オイルゲージで量を確認します。
  7. ジャッキを使って車を元の位置に戻し、エンジンを数分間稼働させてオイルが循環することを確認します。

注意すべきポイント

エンジンオイル交換時に注意すべきポイントは以下の通りです。

  • オイル排出時は火気厳禁:オイルは引火しやすいため、火気に注意すること。
  • 適切な量を守る:オイルが多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響を与えるため、適量を守ること。
  • 廃油の処理:使用済みオイルは適切に処理し、環境に配慮すること。

プロの整備士に依頼するべきかの判断基準

エンジンオイルのチェックや補充はDIYで行うことができますが、場合によってはプロの整備士に依頼することも検討すべきです。

自分でできるメンテナンスとプロに任せるべきメンテナンス

以下のようなメンテナンスは自分で行うことができます。

  • エンジンオイルの量の確認と補充
  • エアフィルターの交換
  • ワイパーブレードの交換

一方、以下のようなメンテナンスはプロに任せるべきです。

  • 複雑なエンジン修理
  • ブレーキの点検と修理
  • 電気系統のトラブルシューティング

整備士に依頼する際のポイント

整備士に依頼する際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 信頼できる整備工場を選ぶ
  • 事前に見積もりを依頼する
  • 整備内容をしっかりと確認する

よくある質問(Q&A)

エンジンオイルはどのくらいの頻度でチェックすべきですか?

エンジンオイルのチェックは毎月1回を目安に行うことが推奨されています。また、長距離ドライブの前後や車を購入してから最初の1,000km走行後もチェックを行うと良いでしょう。

エンジンオイルの色が変わったらどうすればいいですか?

エンジンオイルの色が黒くなったり、異常に濁った場合はオイル交換を検討する必要があります。新しいオイルは透明な琥珀色ですが、使用に伴い汚れてくるため、定期的な交換が必要です。

エンジンオイルを補充する際に混ぜても大丈夫ですか?

基本的には同じ種類・ブランドのエンジンオイルを使用することが推奨されていますが、緊急時に限り、異なるブランドのオイルを混ぜることは可能です。ただし、長期間の使用は避けましょう。

エンジンオイルを交換しないとどうなりますか?

エンジンオイルを交換しないと、オイルが劣化し潤滑効果が減少します。その結果、エンジン内部の部品が摩耗しやすくなり、最終的にはエンジンの故障に繋がる可能性があります。

エンジンオイルの量がすぐに減るのはなぜですか?

エンジンオイルの量が急激に減る原因としては、オイル漏れやエンジン内部の異常燃焼が考えられます。特に、ガスケットやシールの劣化が原因でオイルが漏れることが多いです。異常が見られた場合は早めに整備士に相談しましょう。

この記事を書いた人

こんにちは!メカラブ編集部です!現役整備士として現場で整備に携わっていて、そこで培った経験や実際のお客さんとのやり取りなどを通して、記事に落とし込んでいます。現場目線のリアルな生きた情報を届けることをモットーに記事を書いているので、自動車大好きな方はぜひご参考にしてください!

メカラブ編集部をフォローする
エンジン
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました