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スパークプラグの熱価について|冷え型や焼け型の特徴を解説

エンジン

スパークプラグの熱価とはプラグ本体の放熱度合いを表しており、プラグ品番に表示されている「6」や「7」という数字が熱価になります。熱価は数字が大きいほど「冷え型」数字が小さいほど「焼け型」となります。この記事ではプラグの熱価について解説をしていきます。

スパークプラグの熱価とは

スパークプラグの熱価とは、プラグ本体の熱を逃がす度合いを表しています。2、4、6、7、8などプラグ品番に表示されている数値が熱価を表しています。

プラグの温度は一定に保つ必要があり、エンジンに合った熱価のプラグを使用しなければなりません。諸元表にも記されているのでご自身のクルマ、バイクに見合ったプラグは把握しておきましょう。

プラグの先端部分では常にエンジンの冷却水の通り道であるウォータージャケットに面しています。このウォータージャケットにあたる面積部(放熱面積)を広げたものを冷え型(コールドタイプ)。放熱面積を小さくして冷えにくくしたものを焼け型(ホットタイプ)と言います。

焼け型(ホットタイプ)

低熱価にあたる焼け型のプラグは主に一般的なプラグと言えます。あまりエンジン回転を上げる必要のない車などはこの焼け型タイプが採用されます。

5~7番のプラグが一般的なプラグと言っていいでしょう。

▼5番などが一般的なプラグとして使用されます▼

冷え型(コールドタイプ)

高熱価にあたる冷え型はスポーツ走行など高回転高温になりやすいエンジンに採用されます。

高速走行などエンジン負荷が大きいエンジンには必要です。8番~9番あたりが冷え型になります。

▼以下のようなプラグが冷え型▼

プラグを選ぶ際に熱価を変える必要性は?

結論として基本的に、指定されている熱価から変える必要はありません。一般道など街乗りメインで車に乗る方であれば、変に熱価を変えずに乗るのが最も効果的です。

サーキット走行などを行う場合には、高熱価プラグに変える必要があります。

一般の方で高速道路を多く利用するから高熱価に変えたほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、その場合でも無理に高熱価に変える必要もありません。理由としては、そもそもエンジンはメーカーが作っている時点、通常街乗りのどの範囲でもエンジンが耐えられるように試験を行っているため、ある程度の許容範囲を持っています。

そのため都度、熱価が異なるプラグ交換が必要ないように想定されています。こだわりを見せたくて、高熱価プラグに変えるなどをしてしまうと、むしろエンジンがかかりにくくなったりなど、不具合につながるので、基本はプラグは純正のものを使用しましょう。

この記事を書いた人

こんにちは!メカラブ編集部です!現役整備士として現場で整備に携わっていて、そこで培った経験や実際のお客さんとのやり取りなどを通して、記事に落とし込んでいます。現場目線のリアルな生きた情報を届けることをモットーに記事を書いているので、自動車大好きな方はぜひご参考にしてください!

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