この記事ではエンジンオイルを選ぶ時の指標や交換時期についてを詳しく解説しています。これからエンジンオイル交換を考えている方はぜひ参考にしてください。
[PR]自宅にいながら車検が受けれる!車検整備は「Seibii」

Seibiiは、出張型の自動車整備サービスを提供する日本のスタートアップです。
車を持ち込む必要がなく、ユーザーの指定した場所にプロの整備士が出張して車の修理や点検を行うため、忙しい人や時間が限られている方に非常に便利です。整備内容は、タイヤ交換、バッテリー交換、オイル交換、ブレーキパッドの交換など幅広く対応しており、簡単なメンテナンスから大規模な修理までカバーしています。オンラインで簡単に予約ができ、見積もりも事前に確認できるため、安心して利用できるサービスです。
エンジンオイルの選び方
エンジンオイルは、車種や使用条件に応じて選ぶことが大切です。適切なオイルを使うと、エンジンの性能を維持し、長く使うことができます。
エンジンオイルの選び方の基本は”粘度”です。新車やハイブリッド車には「0W-20」の低粘度オイルが適しています。このオイルはエンジンの負担を減らし、燃費を良くする効果があります。
古い車や10万キロ以上の過走行車には「5W-30」。高温でも粘度が保たれ、エンジンの摩耗を防ぐことができます。
さらに、スポーツカーやレース車両には「5W-40」の高粘度オイルが。高負荷でも潤滑性能が保たれ、エンジンをしっかり守ります。
選び方①:新車や比較的新しい車には「0W-20」
新車や比較的新しい車には「0W-20」の低粘度オイルが適しています。このオイルは、エンジン内部の摩擦を減らし、燃費向上に役立ちます。
トヨタのハイブリッド車やホンダの燃費重視の車でよく使われています。寒冷地でもエンジンの始動がスムーズになり、保護性能が高いです。
新しいエンジン設計には、このような低粘度オイルが最適とされています。
選び方②:年式が古い車や過走行車には「5W-30」
古い車や10万キロ以上走った車には「5W-30」の中粘度オイルが適しています。エンジンの摩耗が進んだ状態では、粘度が高いオイルが保護に効果的だからです。
15年以上使った車やエンジンの劣化が目立つ車両で、このオイルが推奨されます。高温時でも潤滑性を維持できるため、エンジンを保護し、長持ちさせます。
古い車には、粘度が適切なオイルを選ぶことで、性能を保つことができます。
選び方③:スポーツカーやレース車両は「5W-40」
スポーツカーやレース車両には「5W-40」の高粘度オイルが適しています。このオイルは高回転や高負荷条件でも、エンジンをしっかり潤滑することができるからです。
日産GT-RやスバルWRXなどの高性能車両で、このオイルがよく使われています。高温状態でも粘度を保ち、エンジン部品を摩耗から守ります。
スポーツカーの高い性能を発揮するために、このようなオイルを選ぶのが良いです。
エンジンオイルの粘度について
エンジンオイルの粘度は、エンジン性能を保つために重要な要素です。粘度が低すぎると潤滑性が不足し、エンジン内部の部品が摩耗しやすくなります。
一方で、粘度が高すぎると燃費が悪化し、エンジン始動が困難になる場合があります。
粘度の見方としては、主にマルチグレードが一般的で「5W-30」という表記では、「5W」が低温時の流動性、「30」が高温時の粘度を示します。
これは、低温でもオイルが固まりにくく、高温でも潤滑性能を維持します。適切な粘度を選ぶことで、エンジンの寿命を延ばし、効率的な運転が可能になります。
シングルグレードとは
シングルグレードオイルは、特定の温度範囲に対応するエンジンオイルです。このオイルは温度変化への適応力が低く、一定条件での使用に限られます。
「SAE 30」というシングルグレードオイルは、過去に一般的に使用されていました。しかし、現代では温度変化に対応できるマルチグレードオイルが主流となっています。
そのため、シングルグレードオイルは特殊な条件で使用されることがほとんどです。
マルチグレードとは
マルチグレードオイルは、幅広い温度範囲で安定した性能を発揮するエンジンオイルです。添加剤を用いることで、低温時と高温時の粘度を調整できるように設計されています。
「5W-30」の場合、低温では「5W」の流動性でスムーズな始動を可能にし、高温では「30」の粘度を維持します。このため、寒冷地や高温環境でもエンジンを効率的に保護できます。
現代の車両には、このマルチグレードオイルが最適とされています。
エンジンオイルの規格とは
エンジンオイルの規格は、オイルの性能と品質を保証する基準です。規格を理解することで、エンジン設計や使用条件に最適なオイルを選べます。
関連記事:エンジンオイルのグレード(規格)とは|SPやSNの意味を解説
API規格
API規格は、エンジンオイルの性能を保証する国際的な基準です。
「SP」は、ターボエンジンに適し、耐摩耗性や燃費性能を高めます。「SN」は従来のエンジンに適しており、幅広い用途で使用されています。
API規格に基づいたオイルを使用することで、エンジン寿命を延ばし、性能を保つことができます。
ILSAC規格
ILSAC規格は、燃費向上と環境性能を重視したエンジンオイルの基準です。
「ILSAC GF-6」は、低粘度オイルを活用して燃費改善や排出ガス削減を実現しています。この規格は新しい車両に推奨されており、エンジンを保護しながら環境にも配慮した運転が可能です。
ILSAC規格に準拠したオイルを選ぶことで、持続可能な車両運用が期待できます。
JASO規格
JASO規格は、日本独自のエンジンオイル規格で、特にバイクやディーゼル車向けです。
バイク用の「MA」規格は、湿式クラッチの滑りを防ぎ、安定した性能を提供します。また、ディーゼル車には「DL-1」という低灰分オイルが、排気システムの寿命延長に役立ちます。
JASO規格に基づいたオイルを使用することで、車両の性能を効果的に発揮できます。
ACEA規格
ACEA規格は、欧州車向けに設計されたエンジンオイルの規格です。
「A3/B4」は高性能なガソリン車やディーゼル車向けの基準です。また、「C2」は、低粘度オイルでエンジン保護を実現する性能を持っています。
欧州車を使用する場合、ACEA規格に適合したオイルを選ぶことで、性能を最大限に引き出せます。
ベースオイルとは
ベースオイルは、エンジンオイルの主成分であり、その性能を左右する重要な要素です。
鉱物油は、低価格ですが、酸化安定性や耐久性が不足しています。
部分合成油は、価格と性能のバランスが良く、一般的な車両に適しています。
全合成油は、高温条件下でも安定した性能を保つため、高負荷やスポーツ走行に適しています。
車種や使用条件に応じて適切なベースオイルを選ぶことで、エンジンの寿命を延ばし、最適な運転が可能です。
オイル交換の必要性
エンジンオイルの交換は、エンジンの性能を維持し寿命を延ばすために重要です。交換を怠ると、劣化したオイルが潤滑性を失い、部品の摩耗を加速させます。
オイル交換をしないでいると、スラッジという汚れが溜まり、エンジン内部が詰まる原因になります。さらに、冷却機能が低下し、エンジンの異常加熱が発生するリスクが高まります。
これらの問題を防ぐためには、定期的にオイル交換を行い、エンジンを正常な状態に保つことが必要です。
エンジンオイルの交換時期
エンジンオイルの交換時期は、車両の使用状況や走行距離によって決まります。
一般的な目安として、5000キロまたは1年ごとに交換することが推奨されています。
長距離走行が多い車両では、オイルの劣化が早いため、より早めの交換が必要です。
短距離走行が多い車両も、酸化による劣化を防ぐため早めの交換が適切です。
車の取扱説明書では、これらの条件に応じた交換頻度が記載されています。適切な交換時期を守ることで、エンジンを良好な状態に保つことができます。
オイル交換しなかった場合
オイル交換を怠ると、エンジンに重大なリスクをもたらします。オイルの粘度が低下し、部品が摩耗しやすくなります。また、潤滑性を失った部品が摩擦を起こし、エンジンが焼き付く可能性があります。
オイルの冷却機能が低下すると、異常加熱によりエンジンが故障することがあります。
交換しないでいると、修理費用が数十万円に達するケースもあり、最悪の場合車両の買い替えが必要になることもあります。
定期的なオイル交換を怠ると、コスト面でも性能面でも大きな損失を招きます。
オイルエレメントは定期的に交換を
オイルエレメントは、エンジンオイルをろ過して汚れを取り除く重要な役割を果たします。
汚れたエレメントを放置すると、ろ過性能が低下し、エンジン内部に汚れが蓄積します。その結果、金属片やスラッジが循環し、部品摩耗を引き起こす原因となります。エンジン性能が低下し、寿命が短くなるリスクも高まります。
一般的には、2回のオイル交換につき1回の頻度でエレメントを交換することが推奨されています。エレメントを定期的に交換することで、エンジン内部の清潔さを保ち、車両の性能を維持できます。
エンジンオイル交換の料金
エンジンオイル交換の料金は、オイルの種類と必要量によって異なります。
一般的な交換料金は、3000円から5000円程度です。
高品質な全合成オイルは性能が優れていますが、鉱物油より料金が高くなる傾向があります。全合成オイルを使用する場合、鉱物油の約2倍の費用がかかることもあります。
コストを抑えるためには、キャンペーンを利用したり、自分で交換作業を行ったりする方法があります。適切なオイルを選び、費用対効果を高めることが大切です。
オイルの役割
エンジンオイルは、エンジンを保護し性能を維持するために欠かせない役割を担っています。
潤滑作用により部品同士の摩擦を減らし、摩耗を防ぎます。
冷却作用でエンジン内部の熱を吸収し、適切な温度を保ちます。
防錆効果により金属部品の錆を防ぎ、エンジンの寿命を延ばします。
洗浄機能によってエンジン内部の汚れを取り除きます。
これらの役割を果たすために、適切なオイルを選び、定期的に交換することが重要です。
関連記事:エンジンオイルの役割を解説
おすすめのエンジンオイル3選
実際にここまで見てみたけど、結局種類がたくさんありすぎて選べない…という方のために、用途別でおすすめのエンジンオイルをご紹介します。
1.スノコ「Svelt 5W-30 4L」
こんな人におすすめ▶「一般向け・特にこだわりがない方」
価格 | 6,000円前後/4L |
粘度 | 5W-30 |
API | SP |
ILSAC | GF-6A |
ベースオイル | 全合成油 |
SUNOCOはアメリカに本社を置くメーカーで日本では日本サン石油が製造販売をしています。
1Lあたり1,500円と安くはありませんが、API規格がSPでILSACがGF-6Aと最新のオイルとなっています。特にこだわりがなく、選ぶのが面倒だと感じた方には、こちらのオイルがおすすめです。
弊社でもSUNOCO製のエンジンオイルを使用しております。
2.カストロール「GTX ULTRACLEAN」
こんな人におすすめ▶「コスパが良い製品がイイ」
価格 | 3,000円前後/4L |
粘度 | 5W-30 |
API | SP |
ILSAC | GF-6 |
ベースオイル | 部分合成油 |
SUNOCOのSveltとほとんどスペックは変わらずに半分ほどの値段のため、比較的おすすめな点です。ホームセンターにもたまに見かけるので結構身近なオイルかなと思います。
3.TAKUMIMOTORオイル「Legends Legacy」
こんな人におすすめ▶「スポーツ走行する人」
価格 | 6,000円前後/4L |
粘度 | 5W-40 |
API | SP/CF |
ILSAC | – |
ベースオイル | HIVI |
個人的に紹介しておきたいだけ。だけどスポーツ走行に適したオイルです。40と少し固めですが、街乗りで使用しても特に問題ないレベルです。API規格を見るとわかるのですがディーゼルにも対応した汎用性の高いオイルです。
エンジンオイルに関するよくある質問
整備士である私が、仕事でお客さんからよく聞かれる、オイルに関する質問をまとめています。
定期的にオイル交換したほうが良いって言ってくるけど金儲けのためなんじゃないの?
先に言っておきたいのですが、お金儲けのためにこの仕事をしています(笑)
とはいえ、お客さんの言いたいことはわかります。
「そんな頻繁に交換する必要はないんじゃないか?」ということも知りたいんだと思います。
結論として、5,000km毎じゃなくても1万km毎でも問題はありません。でも交換は絶対に必須。
記事中で説明しているように、オイル交換を長いことしていないと、エンジン不調の原因になるなど、結果としてクルマの寿命を縮めることになります。
大掛かりな修理が必要になるか、突然クルマに乗れなくなり、買い替える必要が出てくるリスクなどを考慮すると、定期的なオイル交換はしておいたほうが無難に決まっています。
エンジンオイル基礎知識まとめ
エンジンオイルに関する基礎的な話を一挙しました。各項目ごとで詳しい話は別の記事でもしているので、より詳しく知りたい方はそちらにも目を通してみてください。
エンジンオイルに関してですが、正直市販されているものであれば、なんら問題ありません。自分で拘りたいという方はお気に入りのオイルを探すための参考になれば幸いです。