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車検・点検

車検の流れを最初から最後まで|依頼先別の手順と当日の持ち物を解説

車検の流れをテーマにしたメカラブのアイキャッチ画像

車検の流れは、誰が検査をするかで2つに分かれます。指定工場に頼めば工場の中で検査まで終わり、認証工場やユーザー車検では運輸支局などの検査場へ車を持ち込みます。手順も、当日そろえる書類も、支払う検査手数料もここで変わります。

この記事では、業者へ依頼する場合と自分で検査場へ持ち込む場合の手順を分けて並べ、当日までにそろえる書類と検査手数料を国土交通省の公表資料から整理します。

この記事でわかること
車検の流れが2つに分かれる理由/業者へ依頼するときの6ステップ/検査場へ持ち込むときの手順と予約/当日そろえる書類の一覧/検査手数料が持ち込みと保安基準適合証で変わること/受検できる期間はいつからか

車検の流れは検査を誰がするかで2つに分かれる

車検の指定工場と持ち込みの二つの検査経路

同じ「車検に出す」でも、工場の中で検査まで完結する経路と、検査場へ車を運ぶ経路があります。まずどちらになるかを確かめると、以降の手順が決まります。

経路検査をする場所運輸支局へ出すもの
指定工場(民間車検場)へ依頼工場の中。自動車検査員が検査する保安基準適合証
認証工場へ依頼運輸支局などの検査場車両を持ち込んで受検
ユーザー車検運輸支局などの検査場車両を持ち込んで受検

国土交通省の必要書類の案内でも、指定整備工場による指定整備の場合は自動車検査票と点検整備記録簿に代えて保安基準適合証を提出するとされています。

POINT
予約の電話で「指定工場ですか、検査場への持ち込みは必要ですか」と聞くと、その場でどちらの流れになるか分かります。当日返却が成り立つかどうかもここで決まります。

関連記事:車検には何日かかる?依頼先別の目安日数と早く終わらせるコツを解説

業者へ依頼する場合の流れは6ステップ

業者へ車検を依頼するときの予約から受け取りまでの六つの流れ

依頼先が指定整備工場か認証整備工場か、車両を検査場へ持ち込むかで、書類の準備、検査の場所、追加整備時の進め方が異なります。予約時に、検査をどこで受けるか、見積もりの範囲、追加整備が必要な場合の連絡方法を確認してください。

依頼先を決めて予約する
車検証で満了日を確認し、指定工場かどうかを聞いたうえで日程を押さえます。代車の要否もこのときに伝えます。
事前見積もりを受け取る
走行距離、前回の整備内容、気になっている異音や警告灯を伝えます。法定費用と車検基本料、整備費用が分かれているかを見ます。
書類をそろえて入庫する
車検証と自賠責保険証明書を渡します。納税証明書は原則不要ですが、確認できない場合は提示を求められます。
点検整備と追加整備の判断
法定点検の結果、交換が必要な部品が出ることがあります。金額の上限と連絡の基準を先に伝えておくと、確認待ちで作業が止まりません。
検査と申請
指定工場なら工場内で検査し、保安基準適合証を運輸支局へ提出します。認証工場なら車両を検査場へ持ち込みます。
受け取りと書類の確認
新しい車検証と検査標章を受け取ります。請求書が見積もりと合っているか、点検整備記録簿が渡されているかを確認します。

検査標章はフロントガラスの決められた位置に貼ります。貼る場所は令和5年に変更されているため、自分で貼り替える場合は位置を確認してください。

関連記事:車検シールの正しい貼り付け位置は?2023年変更後の普通車・軽自動車ルール

検査場へ持ち込む場合は予約と申請書が先に来る

検査場へ持ち込む車検の書類準備、予約、受検の順序

自分で検査場へ持ち込む場合、国土交通省の継続検査(車検)の案内では手続きの流れが3段階で示されています。

順やること内容
1必要書類を準備する車検証、自賠責保険証明書、点検整備記録簿など
2申請書を準備するOCR申請書専用3号様式。同サイトでPDFを作成して印刷しておくと当日の申請がスムーズ
3最寄りの運輸支局等に提出する検査場で受検する場合は、自動車検査インターネット予約システムから事前に予約が必要

国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「継続検査(車検)」の手続きの流れから

ユーザー車検では、国土交通省の案内に沿って検査場の予約と申請書類の準備を行います。不適合時の再受検や整備が必要になる場合があるため、予約方法と当日の手続きは受検する検査場へ確認してください。

関連記事:陸運局へ車検を持ち込む費用はいくら?ユーザー車検の内訳と流れを解説

当日までにそろえる書類

車検当日までに確認する車検証、保険と申請書類

検査場で受検する場合の必要書類は、国土交通省が一覧で公表しています。指定整備工場へ依頼する場合は工場側でそろえる書類が変わるため、依頼先に確認してください。

書類補足
申請書OCR申請書専用3号様式
自動車検査証車検証
自動車検査票運輸支局等の窓口で配布。指定整備の場合は保安基準適合証
点検整備記録簿指定整備の場合は保安基準適合証
自動車損害賠償責任保険(共済)証明書更新する車検証の有効期間を満足する証明書が必要
手数料納付書自動車検査登録印紙を貼付。キャッシュレスの場合はその旨を記載
自動車重量税納付書キャッシュレス決済以外の場合は重量税印紙を貼付
納税証明書原則不要。地方税のシステムで確認できない場合は従来どおり提示が必要

国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「車検の有効期間を更新するために必要な書類」から

POINT
納税証明書は原則不要になりましたが、納付が地方税のシステムへ反映されるまで日数がかかることがあります。直前に納付した場合は、念のため領収証書を持っていってください。税や手数料はクレジットカードでの支払いにも対応しています。

関連記事:車検で用意するもの一覧|必要書類・持ち物を整備士が解説

検査手数料は経路によって変わる

持込検査、適合証提出、電子申請で検査手数料を確認する経路の図

車検で必ずかかる法定費用のうち、検査手数料は金額が公表されています。国土交通省の登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)から、継続検査の分を並べると次のとおりです。

申請の種別自動車の種別合計
持込検査普通自動車2,600円
持込検査小型自動車2,500円
保安基準適合証の提出普通自動車2,100円
保安基準適合証の提出小型自動車2,100円
保安基準適合証の提出(OSS申請)普通自動車・小型自動車1,850円

国土交通省「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在)の継続検査から抜粋

手数料の内訳と金額は受検経路、車種、電子申請の有無などで異なります。国土交通省の最新の登録・検査手数料一覧表と、依頼先の見積書で対象の手続きを照合してください。

関連記事:車検の支払いにクレジットカードは使える?メリット・注意点と賢い選び方を解説

手数料に加えて自動車重量税、自賠責保険料、依頼先によっては車検基本料と整備費用がかかります。見積もりを比べるときは、法定費用、基本料、整備内容、追加作業時の連絡条件を分けて確認してください。

関連記事:車検費用の相場はいくら?内訳と安く抑えるコツを整備士が解説【2026年版】

車検の流れに関するよくある質問

車検の受検時期、必要書類、不適合時の対応の確認項目
車検はいつから受けられますか?
有効期間の満了日の2か月前から受けられます。国土交通省の報道発表のとおり、道路運送車両法施行規則が改正され、令和7年4月1日から満了日の2か月前に受検しても残っている有効期間が失われなくなりました。それ以前は1か月前までの扱いでした。
検査場へ持ち込むのに予約は必要ですか?
必要です。国土交通省の案内では、運輸支局等の検査場で受検する場合は自動車検査インターネット予約システムから事前に予約を行うこととされています。業者へ依頼する場合は、この予約も依頼先が行います。
納税証明書は持っていかなくてよいのですか?
原則不要です。ただし地方税のシステムに反映されるまで相応の日数を要する場合があり、確認できないときは従来どおり証明書の提示が必要になります。直前に納付したときは領収証書を用意しておくと確実です。
検査で不適合になったらどうなりますか?
その場では合格にならず、整備してから再度受検します。業者へ依頼している場合は工場が整備して出し直すため、預かり期間が延びます。自分で持ち込んでいる場合は、整備の手配と再受検の予約を自分で行うことになります。

まとめ。最初に決まるのは検査を誰がするか

車検経路の選択から準備、検査結果確認までの順序

車検の流れは、指定工場に頼んで工場内で検査まで終える経路と、検査場へ車を持ち込む経路に分かれます。持ち込みになる場合は、検査場の予約と申請書の準備が手順に加わります。

業者へ依頼する場合も、予約、見積もりの確認、必要書類の提出、追加整備が必要な場合の判断など、利用者が確認する事項があります。必要書類と連絡方法は依頼先・車両の状態で異なるため、予約時に確認してください。

継続検査の手数料は、受検経路と手続の条件で変わります。国土交通省の最新一覧表で対象の区分を確認してください。継続検査で残存有効期間を失わない受検期間は満了日の2か月前から満了日までですが、予約開始日や必要な整備期間は受検先ごとに確認して予定を決めます。

関連記事:車検とは?検査内容・期間・費用と法定点検との違いを整備士が解説

メカラブ編集部
こんにちは!メカラブ編集部です!現役整備士として現場で整備に携わっていて、そこで培った経験や実際のお客さんとのやり取りなどを通して、記事に落とし込んでいます。現場目線のリアルな生きた情報を届けることをモットーに記事を書いているので、自動車大好きな方はぜひご参考にしてください!

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